木材は生きてるといいますが。

木材には、色々な良さが有ります。家の柱や壁、床などに木の柱や板を使った場合を考えてみると、次のようなすばらしい効果が期待できます。

イ.湿度を調節する
木は呼吸しています。部屋の湿度の少ないとき(冬場)は吐き、多いとき(夏場)は吸います。効果は緩やかなものですが、木材ならではの特徴です。

ロ.ダニなど有害な生物への効果
木の持つ独特な成分(匂いやあぶらに含まれます)によって、ダニが増えにくくなります。殺虫効果はありません。

ハ.断熱効果と蓄熱効果
厚みの有る木材は、高い断熱効果があります。
また、木材には熱を蓄える(蓄熱)効果もあります。真冬でも、アルミサッシや鉄骨が結露しても木材が結露することはありません。夏場のデッキも(新建材に比べ)木材なら素足で歩くことができます。

ニ.床材としての安全性と快適性
木はコンクリートや鉄板と違い、適度な硬さと弾力性があり、歩いても衝撃を吸収してくれます。もし転倒しても、素材のもつ弾力性により、怪我が軽くて済む場合があります。増改築の場合、床材を合わせたりするご希望がありますが、緒方工務店では、元の素材を判別し、同素材にしたり異素材にしたりが可能です。

ホ.木目の独特な色による、人の目への安全性とリラックス効果
木は見た目が美しく、人の気持を安らげる効果があります。また、木は太陽の有害な紫外線なども適度に吸収しますので、目にやさしいです。

ヘ.木の持つ香り
それぞれの木が持つ、色やにおいの元になる成分です。木のにおいは人をリラックスさせ、集中力を高める効果があります。

ト.木の強度
木材の比重当たりの引っ張り強度は鉄の約4倍、コンクリートの200倍、圧縮強度では鉄の2倍、コンクリートの9倍の強度を持ちます。曲げ強度では、鉄の15倍、コンクリートの900倍にもなります。S造、RC造と比べ、重さの割に強くて丈夫、建物全体のコスト削減が期待できます。

チ.木は火に強い
木は燃えます。しかし、木材表面が焦げて単価層の被膜ができると酸素の供給がなくなりそれ以上は燃えにくくなります。500~800度で軟弱化する鉄に比べ耐火性、防火性に優れているということです。

リ.加工性の良さ、高さ
自由自在な加工、組み立てが可能で、職人の技術が活かせます。

ヌ.CO²放出負荷はゼロ
木材は解体して再利用も可能、またチップとして再生紙などもできる。廃棄として燃やしてもダイオキシンなどの心配もなくCO²放出はゼロです。